周庭女史 収監の報道に接し、米国の後退を見る
香港の民主化抵抗の主要メンバーが逮捕され、12日、刑務所に収監されるという報道があった。
民衆は熱しやすく醒めやすいものである。国家保安法をゆっくりと香港に適用させるようにしたあと、さらに時間差でデモ指導者の逮捕。その逮捕のとき、マスコミを始め世界の反応は鈍かった。
最もすぐにリアクションすべき米国は大統領選挙の真っ只中で、こういうときに前に出て踏み込んでくるトランプ大統領は、選挙不正を調べるのにそれどころではなかったし、バイデン氏は香港についてどれほど知識があるのかもわからない。少なくとも何か反応したという報道は見なかった。
そして2日、実刑・収監の報道だ。
マスコミ、ネットの世界ですら、反応は鈍かった。もはや香港民主化の活動など忘れ去られたかのような雰囲気だった。
米国トランプ大統領が世界のパワーゲームの盤面から下がることで、世界のパワーバランスの天秤は、どうも中国共産党に大きく傾いたらしい。
自由主義・民主主義の陣営にとって、普通に考えれば好ましからぬ事態だと思うのだけれど、おかしなことに”民主”とつく陣営ほど中国と仲が良い。コラプション的な金銭のつながりがあるのではと疑ってしまうほどだ。
せめて香港のデモ指導者たちのその後の情報は追っていきたい。特に収監中に変死など無いように。
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米国が弱くなれば、自然と他の勢力も強くなる。いま、中国の他に欧州が強くなっているように思える。単純に通貨ユーロドルのユーロ高が続いているのだ。通貨の強さは国力の強さをしばしば反映する。最近、ドルが弱くなりユーロが強くなっているのは、つまりはそういうことなのだろう。
少し前、2ヶ月くらい前まではユーロドル1.16〜1.18程度だったものが、いまは1.21を越えている。こちらもトランプ大統領の選挙敗退が報じられるほどにドルが弱りユーロが強くなっていったように思う。
そして今日、欧州では製薬会社ファイザーのワクチンの接種を始めるとの報道があった。これを受けてユーロドルはさらにユーロが強くなっている。
実を言うと、トランプ氏が選挙不正を暴いて、結果が逆転するかも・・・と思っていたので、FX取引で多少のユーロドルのショートポジションを持っていた。けれど、不正はあるけれども選挙結果はくつがえらないし、チャートはユーロ高傾向だし、さらに欧州でコロナワクチンというポジティブ材料が出てきたので、損切してポジションを解消した。結構損をしたので、大変に悔しい。
本当は選挙結果を当て込んで投資をしてはいけない、というのはわかっているのだけど・・・。自分の予想は大丈夫、という慢心があるらしい。
【最近の投資 結果】
ダイキン +
ソニー +
ユーロドル ーーー