でいちゅうのはす

ワナビーの随想めいた日記のようななにか

11月19日 忘年会を忘れたい

 

今日はものすごくいらいらする時間があった。これまでずっと我慢していたことに出口が見え始めて、気が緩んだのだと思う。押さえていた以前の怒りの感情が揺り戻すように戻ってきた。

 

まあ「拡散痛」のようなものだ。心臓が傷んでも、出てくる症状はひどい肩こりや指先のしびれだったりする。痛い場所が傷んでいるとは限らない。体の構造と心の構造は通じるところがあるのだろう。

 

個人的にはそんな日だった。

 

 

◆◆◆

 

 

今年はコロナのおかげで会社の忘年会がない。

 

これはとても良きことだ。良きことです。良きことなのです。

 

無駄なお金と時間と精神を使わずに済むのでとてもほっとしている。特に精神のところでほっとしている。

 

ヤフーニュースによれば、今年は9割の企業で忘年会がないということ。

 

ご時世だなあと思うと同時に、やっぱりみんな忘年会を面倒くさいと思っているんじゃないかな。このまま会社の飲み会という行事が消滅してくれるととても嬉しいので、空気づくりを得意とする方々はぜひ頑張ってもらいたい。

 

 

 

 

 

 とはいえ、寒くなってコロナ感染者のペースもあがってきている。累計数で順送りになるので、収容のための病床の残りが減っているようだ。各行政首長は病院にコロナ用の病床確保を要請しているけれど、それは裏を返せば他の病気の人のための病床を回すというだけの話で、全体数が増えているわけじゃない。

 

そういうわけで、政府が初期にやっていたように、軽症者用のホテルを借り上げるなどの対処が必要になってくるだろう。振り返ってみると、初期の日本政府の対応は実に理にかなっていたと思う。

 

もっとも冬らしくなり感染者も増えるだろう1−2月では、ソフトなロックダウンというか、1週間程度の特別休暇の期間を設けてもいいかも知れない。あるいは、年末の休みを長めにするのでも良い。

 

感染数がきれいなカーブを描きながら増えている一方で、成功率の高そうなワクチンも開発されて、良い材料と悪い材料が同時に存在している。その一方でGotoみたいな応急手当ての策が必要になるほど、観光業や飲食業は壊滅的な打撃を受けていて、経済への手当も欠かせない。

 

誰もが「この冬さえ乗り切れば・・・」と思っているだろう。しかも大胆な手を打たなくても乗り切れそうな気配もある。ちょうど医療崩壊を起こすぎりぎりのところだ。コップに水を注ぎ、その水が溢れないかを争うゲームみたいだ。

 

いやー、やらしー状況だわー。僕が首相だったら毎日悩む。日本式のソフトなロックダウンをすれば問題なく乗り切れるだろう。その一方で、それをすれば経済ーーというか特定の業界にまたダメージが出るし、廃業が加速するかも知れない。悩みどころだ。