でいちゅうのはす

ワナビーの随想めいた日記のようななにか

11月17日 与太話

 

 

ビットコインが元気がいい。現時点で176万円。1ヶ月前の10月では120万円。

 

春の3月では50万円台だったことを考えると、うまくやれば資産が3倍になったということだ。まあ当然ながら安値のこのとき買えてないし、今現在持ってもいない。残念である。

 

投資というのは「いつ買ってどこで売るか」が重要で、何を買うかというのは、さほど重要ではないような気がしている。

 

良いものでも高値で掴んだら儲からない。逆に悪いものでも思惑買いが入ってとんでもなく価格があがって儲かることもある。

 

そこにものがあり、その価格が動いて相場が立ってしまえば、実体がなくても読み合いで価格が上下するのだ。3回目のじゃんけんで、相手の手を読もうとするのに似ている。最初にグーを、2回目にチョキを出してきたから、今度はパーか。それともまたグーに戻るのか。意表をついてチョキを2回出してくる可能性もある・・・。

 

下がりそうだと見せかけて逆に上がるパターンがある・・・と読む人が多そうだから、あがったところに空売りをかけよう・・・と考えるひとがいるだろうから、頂点で資金をつぎ込んで空売りロスカットに追い込んで価格を踏み上げよう・・・という人が出てくるから、とにかく買っておこう・・・。

 

というように、観察者の行動と思考によって『相場』は変化する。某量子学のように、観察することで観察対象に影響を与えてしまうようなものだ。こうなれば『相場』とは生き物で、自然物で、制御不可能なものである。すべてを洗い流しながら考えてみれば、相場とは、無秩序に集まった人たちが、やはり無秩序にお金を振り回す場所なのだ。そんな戦場に匹敵するような混沌に、必勝法なんて薄っぺらいものが通用するわけもないのだろう。

 

で、元気の良いくだんのビットコインだが、2017年のバブル最高値は200万円を越えている。今回も1ヶ月で1.46倍と急上昇を見せている。200万円がてっぺん、とは言い切れないかも知れない。

 

価格は上下を繰り返しているから塩漬けは少なく上値は軽いし、3年前は個人投資家ばかりだったけれど、今は機関投資家や企業もビットコインを購入するようになっている。マネタリーベースが拡大しているということだ。そんな理由から、条件が揃えばビットコインは高値を行進するポテンシャルは充分にあると思う。

 

 

 ・・・という考えをつらつらと書いてきたが、完全な与太である。ビットコインを持っていないし買う予定もないので、僕ぁまったくの無関係者だ。落語に出てくる熊さん八っつあんの語ることと変わらない。けれど傍目八目、当事者じゃないからこそ当たるということもある・・・かも知れない。