11月15日 綿棒考察
今日ちょうど、綿棒を使い切った。
あの耳を掃除するための、両端に綿がついているやつだ。
すごくどうでもいい話ではあるが、綿棒を使うのは風呂上がりに1日1人1本、そのくらいだ。そう消耗量は多く無いはずだけれど、綿棒というものは1個100本、お得用だと300本という単位で売っている。しかも安い。安売りだとひとたば100円を切ることすらある。
昔はもっと高額だったのだろうと思う。棒に綿を固く巻き付けていく作業は、手作業であれば手間だろう。けれど機械でやれば簡単だ。機械も昔は高額だったのだろうけれど、生産ラインの償却も進み、簿価がゼロになった機械で延々と綿棒を作っているのだろうと想像する。究極に効率化・自動化された生産ラインは、材料を継ぎ足すと勝手に製品を吐き出してくれる。そうして出来上がった製品に高値がつかないのは良くあることだ。生産過多になって値崩れを起こし、そのまま戻らなくなるのだ。
綿棒の製造工程をgoogleに聞いて調べてみると、このサイトが見つかった。欲しかったものそのものズバリ。棒の両端に糊をつけ、棒を転がしながら細かくした綿を巻き付け、 最後に整形糊を使って整形ーー型で挟みながら転がすのだろうーーすれば終わりというわけだ。
発明されたのは20世紀初頭のアメリカ。日本に綿棒が入ってきたのは戦後になってからなのだそうだ。つまりそれ以前は耳掃除では耳かきや脱脂綿のような布を使っていたということだろう。
いや今日は別のことを書くつもりだったのだけれど、ふと目についた綿棒のことでちょっと盛り上がってそのまま書いてしまった。トリビア的なものも発見することができ、収穫だった。
たまにはこういう寄り道があってもいいだろう。今日はこのまま国民的アニメを見ながら、麦酒を飲んで終わることにしよう。