でいちゅうのはす

ワナビーの随想めいた日記のようななにか

11月12日 へっぽこ投資家

 

 

 

一般的な日本人の枠から外れず、僕もサラリーマン。宮仕えの身だ。

 

朝7時に起きて、電車に揺られて会社まで行き、仕事という名の時間帯を過ごして、また電車に揺られて帰る。通勤だけの部分を抜き取ると、動物園の檻の中に飼われている動物とそう変わらない気がする。彼らのほうが住職近接で衣食住ーーまあ動物は服は不要だけどーー完備で、待遇は上かも知れない。

 

そう言えば、人間が多次元生物に見せ物として飼われる小説があった。ヴォネガットの小説で、たしかスローターハウス5という名前だった。

 

あれは多次元生物の教養のために「人間の交尾を見せる」という名目で、とんでもない美人の相手すらあてがわれていた。そのように考えると、動物園のたぐいの待遇は、たいがいの社会人の待遇を越えている。

 

話が跳んでしまったが、宮仕えをしながら、僕も投資というものをやっている。興味はいろいろと持っているはが、今やっているのは主に株式投資だ。

 

投資をやっていると、いつか成功して会社を辞めるのだ、という夢を持つ。特に何かのきっかけで大勝ちしたときなどは特にそうだ。夢が間近に迫っているようにも感じられる。まあだいたいそのあとに大負けして、夢から覚めるところまでがセットになっているのだけれど・・・。

 

 

今は米国大統領選の余波で、株高だ。そして、僕は残念ながらその波に乗れなかったへっぽこ投資家だ。

 

トランプかバイデンかで米国は揺れている。どちらが勝つかで上がる株の種類が違うそうだけれど、だいたい交互にあがっている感じがするので、市場がいったいどちらを支持しているのかまったくわからない。結局、どちらが勝ってもあがりそうな気はしている。

 

投票期間が終わってもバイデン支持の不正票が見つかったりして、大波に翻弄される木の葉のように米国は揺れているように見える。

 

ネットで時折流れる、トランプ支持者の集会の映像では、人の海が出来ており、映像インパクトは圧倒的な一方で、報道機関はバイデンの勝利をうたい既成事実としようとしている。

 

誰かが嘘をついているか、もしくは誰もが嘘をついている。

 

けれどそれは世の常、政治の常だ。嘘のすべてに目くじらを立てるほど、純な心はもう持っていない。いったいどこに置き忘れてきたのだろうか。飲みすぎて吐くだけ吐いたあの駅のホームだろうか。

 

ともかく、大統領選は、あと1週間くらいで落ちつくべきところに落ち着けばいい。そして僕の買った株があがれば良いのに、と思う。

 

 

■戦績 @大統領選後

ファナック +

カラダノト ー ー

フマキラー ー

 

 

 

第五番屠殺場とかいう物騒なタイトルのSF。